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トヨタ自動車(株)が発注するヘッドランプ及びリアコンビネーションランプの見積り合わせの参加業者に対する件

独禁法7条の2

平成25年(納)第3号

課徴金納付命令

納付命令番号 納付義務者 納付すべき課徴金の額
(万円)
備考
(関係審決)
平成25年(納)第3号 東京都港区高輪四丁目8番3号 株式会社小糸製作所 代表取締役 大嶽 昌宏 27133万円
平成25年(納)第4号 神奈川県伊勢原市板戸80番地 市光工業株式会社 代表取締役 オードバディ・アリ 4640万円

平成25年(納)第3号

課 徴 金 納 付 命 令 書

東京都港区高輪四丁目8番3号
株式会社小糸製作所
同代表者 代表取締役 大 嶽 昌 宏

公正取引委員会は,上記の者に対し,私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(以下「独占禁止法」という。)第7条の2第1項の規定に基づき,次のとおり課徴金の納付を命ずる。
なお,以下の用語のうち,別紙「用語」欄に掲げるものの定義は,別紙「定義」欄に記載のとおりである。
1 納付すべき課徴金の額 2億7133万円
2 納期限 平成25年6月24日
3 課徴金に係る違反行為
株式会社小糸製作所(以下「小糸製作所」という。)は,別添平成25年(措)第2号排除措置命令書(写し)記載のとおり,他の事業者と共同して,トヨタ自動車株式会社(以下「トヨタ自動車」という。)が発注するヘッドランプ及びリアコンビネーションランプであって,トヨタ自動車が見積り合わせを実施して受注者を選定するもの(以下「トヨタ自動車発注の特定自動車用ヘッドランプ及びリアコンビネーションランプ」という。)について,受注すべき者(以下「受注予定者」という。)を決定し,受注予定者が受注できるようにすることにより,公共の利益に反して,トヨタ自動車発注の特定自動車用ヘッドランプ及びリアコンビネーションランプの取引分野における競争を実質的に制限していたものであって,この行為は,独占禁止法第2条第6項に規定する不当な取引制限に該当し,独占禁止法第3条の規定に違反するものであり,かつ,独占禁止法第7条の2第1項第1号に規定する商品の対価に係るものである。
4 課徴金の計算の基礎
(1) ア 小糸製作所は,トヨタ自動車発注の特定自動車用ヘッドランプ及びリアコンビネーションランプの製造業を営んでいた。
イ 小糸製作所が前記3の違反行為の実行としての事業活動を行った日は,平成20年5月23日以前であると認められる。また,小糸製作所は,平成23年5月24日以降,当該違反行為を取りやめており,同月23日にその実行としての事業活動はなくなっているものと認められる。したがって,小糸製作所については,前記3の違反行為の実行としての事業活動を行った日から当該違反行為の実行としての事業活動がなくなる日までの期間が3年を超えるため,独占禁止法第7条の2第1項の規定により,実行期間は,平成20年5月24日から平成23年5月23日までの3年間となる。
ウ 前記実行期間におけるトヨタ自動車発注の特定自動車用ヘッドランプ及びリアコンビネーションランプに係る小糸製作所の売上額は,私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律施行令第5条第1項の規定に基づき算定すべきところ,当該規定に基づき算定すると,38億7617万104円である。
(2) 小糸製作所は,独占禁止法第7条の2第12項第1号の規定により,公正取引委員会による調査開始日である平成24年3月13日以後,課徴金の減免に係る報告及び資料の提出に関する規則(平成17年公正取引委員会規則第7号。以下「課徴金減免規則」という。)第5条に規定する期日までに,課徴金減免規則第4条及び第6条に定めるところにより,単独で,公正取引委員会に前記3の違反行為に係る事実の報告及び資料の提出(既に公正取引委員会によって把握されている事実に係るものを除く。)を行った者であり,当該報告及び資料の提出を行った日以後において当該違反行為をしていた者でない。また,当該違反行為について,独占禁止法第7条の2第10項第1号又は第11項第1号から第3号までの規定による報告及び資料の提出を行った者の数は5に満たないところ,これらの規定による報告及び資料の提出を行った者の数と,同条第12項第1号の規定による報告及び資料の提出を行った者(以下「調査開始日以後の申請事業者」という。)であって小糸製作所より先に課徴金減免規則第4条第1項に規定する報告書の提出を行った者の数を合計した数は5に満たず,かつ,調査開始日以後の申請事業者であって小糸製作所より先に同項に規定する報告書の提出を行った者の数を合計した数は3に満たない。したがって,小糸製作所は,独占禁止法第7条の2第12項の規定の適用を受ける事業者である。
(3) 小糸製作所が国庫に納付しなければならない課徴金の額は,独占禁止法第7条の2第1項の規定により,前記38億7617万104円に100分の10を乗じて得た額から,同条第12項の規定により当該額に100分の30を乗じて得た額を減額し,同条第23項の規定により1万円未満の端数を切り捨てて算出された2億7133万円である。

平成25年3月22日

公 正 取 引 委 員 会
委員長 杉 本 和 行
委 員 濵 田 道 代
委 員 小田切 宏 之
委 員 幕 田 英 雄

別紙
番号 用語 定義
1 ヘッドランプ 自動車用ランプのうち,自動車の前面に搭載される前照灯,車幅灯,方向指示器等が組み合わされたもの
2 リアコンビネーションランプ 自動車用ランプのうち,自動車の後面に搭載される後退灯,尾灯,制動灯,方向指示器等が組み合わされたもの

平成25年3月22日

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