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ラジオメータートレーディング(株)に対する件

独禁法19条(一般指定15項)

 

平成5年(勧)第16号

勧告審決

 

 

東京都目黒区三田1丁目12番23号
ラジオメータートレーディング株式会社
右代表者 代表取締役 ヨーゲン・モーリッセン

 公正取引委員会は、平成5年8月3日、右の者に対し、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(以下「独占禁止法」という。)第48条第1項の規定に基づき勧告を行ったところ、右の者がこれを応諾したので、同条第4項の規定に基づき、次のとおり当該勧告と同趣旨の審決をする。
主文
一 ラジオメータートレーディング株式会社は、平成4年7月下旬以降取引先販売業者に対して行った、ラジオメーター・メディカル・エイ・エス製の血液ガス分析装置に使用する洗浄液等の溶液で並行輸入されたものを取り扱わないよう要請し、これに応じない場合は同社の販売する同溶液の供給の停止等の対応をする旨の通知を撤回しなければならない。
二 同社は、次の事項を取引先販売業者及び並行輸入された前記溶液を取り扱う輸入販売業者に周知徹底させなければならない。この周知徹底の方法については、あらかじめ、当委員会の承認を受けなければならない。
(一) 前項に基づいて採った措置
(二) 今後、前項の通知と同様の行為を行わない旨
三 同社は、前二項に基づいて採った措置を速やかに当委員会に報告しなければならない。
事実
当委員会が認定した事実は、次のとおりである。
一(一) ラジオメータートレーディング株式会社(以下「トレーディング社」という。)は、肩書地に本店を置き、デンマーク王国所在のラジオメーター・メディカル・エイ・エス(以下「メディカル社」という。)が製造し、東京都目黒区所在のラジオメーター株式会社が一手に輸入している血液ガス分析装置及び同装置に使用する試薬と称する洗浄液等の溶液(以下「試薬」という。)を、同社から一手に供給を受けて国内において販売する事業を営む者であって、国内における血液ガス分析装置の販売高において業界第2位を占めている。
(二) メディカル社製の血液ガス分析装置を使用する際には、同社製の試薬のみが用いられているところ、トレーディング社は、同試薬を取引先販売業者を通じて需要者である病院等に供給している。
二(一)イ トレーディング社は、平成3年10月ごろ、東京都中央区所在の輸入販売業者が、トレーディング社の取引先販売業者に対し、並行輸入されたメディカル社製の試薬(以下「並行輸入試薬」という。)を、トレーディング社が取引先販売業者に販売している価格(以下「卸売価格」という。)より低い価格で販売する旨の申出をしていることを知ったが、右輸入販売業者による並行輸入試薬の販売量は少ないものとみられたことから、特段の措置を講じなかった。
ロ トレーディング社は、平成4年5月ごろ、東京都新宿区所在の輸入販売業者が、トレーディング社が供給する試薬の販売業者を通じて並行輸入試薬を卸売価格より低い価格で需要者に供給していることを知り、また、同年7月ごろに至って、並行輸入試薬の販売量が当初の予想より多いものであることが明らかになったことから、これを放置すると自社の収益が損なわれることを懸念し、これに対処するため、同年7月下旬以降、逐次、取引先販売業者に対し、
(イ) 並行輸入試薬を取り扱わないよう要請する
(ロ) 右要請に応じない場合は、試薬の供給の停止及び並行輸入試薬が用いられたメディカル社製の血液ガス分析装置の保守管理の中止を含む対応をする
旨を文書で通知した。
(二) 前記通知により、トレーディング社の取引先販売業者は、並行輸入試薬の販売を中止するなどしている。
法令の適用
右の事実に法令を適用した結果は、次のとおりである。
トレーディング社は、自己と国内において競争関係にある並行輸入試薬を取り扱う輸入販売業者とその取引の相手方との取引を不当に妨害しているものであって、これは、不公正な取引方法(昭和57年公正取引委員会告示第15号)の第15項に該当し、独占禁止法第19条の規定に違反するものである。
よって、主文のとおり審決する。

平成05年09月28日

委員長 小粥 正巳
委員 股野 景親
委員 植木 邦之
委員 佐藤 勲平
委員 植松 敏


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